読書「奇跡の経営」Anyday
先週末で、リカルド・セムラー氏の「奇跡の経営」という本を買いました。
10年前に発刊と少し古い本ではありますが、
これまで当たり前とされてきた組織のあり方と真逆を提唱するような本で、
読み込みたいので、一章ずつ書評を記していきたいと思います。
まず、著書であるセムラー氏はセムコというブラジルの会社のCEOです。
父親から会社を継いだタイミングで、経営方針を変えた結果、
6年間で業績を3500万→2億1200万ドルへと急成長させてきました。
その経営方針の根幹となる考え方が、
「一週間毎日が週末発想(Seven-Day Weekend)」
です。これは、職場における従来のコントロールと階層的な組織構造を、
民主的なものに置き換えたと言えます。
⭕️)
- プライベートの時間を平日の仕事の時間に持ち込むもの
- 仕事を楽しみ、仕事への情熱と個人生活の情熱をどちらも満足させるもの
- 仕事や働く人をコントロールすることをやめ、ビジネスの本質に立ち返る
→その結果として、社員が仕事にやりがいを感じる
→その結果として、会社に利益と成長をもたらす
❌)
- 週末に、ただダラダラする習慣を、平日に持ち込むものではない
- ただ仕事と生活のバランスを取るものではない
というもの。言葉だけ聞くと、
ワークライフバランスと類似すると捉えられそうですが、
コントロールをやめた結果、社員の自立性によって会社伸びる、
と考えている点が違うかもしれません。
このセムコという会社、かなーり成長していると前述しましたが、
一般的な企業にあるような理念や成長戦略など一切ありません。
あるのは下記の3つの条件と、それぞれがシナジーを生み出すこと。
① 高度な技術を要するもの
② 高い品質であること
③ ユニークな存在であること
を条件とし、どの分野においてもオンリーワンになることを目指しています。」
今まで働いてきた組織のあり方と全く違うので、読んでいて戸惑いますが、
すっごく面白い!続きはまた今度〜